これだけ報道されながらどうして被害にあってしまうのだろうか、と不思議に思う方もいらっしゃるでしょうが、実際に狙われてしまった場合の不安ははかり知れません。実は以前自分自身、振り込め詐欺のひとつである架空請求詐欺に遭遇したことがあります。一応身に覚えはありません。でももしかしたら大変なことになるのでは…、と考えてしまう。これは理屈ではなく、当事者になるとただ不安なのです。ですから、そういう時に不安に落ちてしまう方がこの世からいなくなるようにしたいのです。

実際の架空請求で送られてきたはがき
後ろのは同じ所から最終通告書が3回送られていますね。またやってる閉店セールみたいな。裁判で取り返すという方法もありますが、そもそも相手がわかっていなければならないなど、被害回復は結構難しいです。詐欺に限らないですが、とにかく事後救済より予防を考えた方がよいです。
まだまだありますけど、ひとまずこの辺で。簡単に説明します。
振り込め詐欺といってもパターンがいくつもあります。よく聞くパターンではないから警戒しなかった、という声もあるようです。例えば、2010年にはお金を振り込ませず、本人の家まで取りに来る方法が増えました。同様に、以前「オレオレ詐欺」という名前で定着した時、電話で「オレ、オレ」と言わなかったからわからなかった、という話もあります。焦りもある中でとっさにその本質をつかんで真偽を判断する、というのはなかなか難しいと思います。
前述のとおり、パターンは次々と増えていきます。劇場型といわれるように何人も登場してわかりにくくしたり、時期によって話題のニュースにからめてきたりもします。その中でもはやりというか、ある程度の傾向はあります。それを知ることは重要なことです。
架空請求に対しては無視しましょう、というのが一般的なアドバイスです。ところが、無視してはいけないケースが実際に起こっています。平成16年に架空請求のまま、業者が実際に裁判を起こしました。本当の裁判を無視してしまうと原告(業者)の主張を否定する機会がありませんから、恐ろしいことに原告の言い分が通ってしまいます。絶対に無視してはいけません。
…と言った横から、今度はその裁判かのように見せかけた架空請求も発生しています。これは連絡を取ったらダメです。どんどん巧妙になってくると全部無視などと大ざっぱに考えず、知識を得て状況ごとに判断するしかありません。しかし、法律分野自体が難解だったり、起こるとも決まっていない詐欺の知識を前もって仕入れておくというのは…。
防ぐにはご家族の理解が重要で、そのためにあらかじめ説明しておく必要があります。それに、ご家族に突然、当事務所から当該金銭請求について確認連絡が来たら、普通は当事務所の方を怪しむはずです。
また、全く恥ずかしいことではないのに相談すること自体に一種の恥ずかしさを感じてしまったり、誰に相談したらよいか悩むこともあります。そこで、最初から当事務所に話を預けることが決まっていれば迷いがありません。つまり、心の備えを持つためには少し時間をかけた事前準備があるのです。
まず当事務所でお話をうかがえれば、必要以上に話が大きくなることもありません。それでいてご家族には客観的に必要十分な注意喚起をします。この過不足のない感じが大事なのです。また、守秘義務によりプライバシーも守れます。
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